「歯科医院 スタッフ採用のプロフェッショナル」ビジョンクエスト代表にインタビュー

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IMG_0506-trm.jpgのサムネール画像ビジョンクエスト代表成田信一先生に極意をインタビュー

私(各務洋子)は多くの歯科医院の院長先生から、「スタッフの採用」について、特に「「歯科衛生士の採用」」のお悩みを常々お聞きしております。

採用には色々な方法があると思いますが、「価値観で選ぶ就職」という言葉を、求人情報誌に見つけた時、中身が気になり読んでみたくなりました。今回は歯科衛生士のための就職情報マガジン「VQ」を発行している、株式会社ビジョンクエスト代表  自由が丘矯正歯科クリニック院長の成田信一先生に「歯科医院の人材採用において大切なこと」というテーマでお話を伺いました。

(かがみ)
ビジネスの視点で、客観的に歯科業界をご覧になり、「歯科衛生士の採用」について、歯科医院の院長先生へアドバイスをお伺い出来ますか?

(成田先生)
人材を採用する前に、院長先生にはまず、医院経営における「人材マネジメントの大切さ」を認識してほしい、ということです。例えば、条件のみの採用情報の提供で、果たして先生の望まれている人材の採用が出来るのでしょうか?と考えます。

(かがみ)
ビジョンクエストの就職マガジンについてですが、ひとつの医院ごとに多くの情報が盛り込まれているのが特徴かと思います。院長先生の理念なども語られていますが、このようなマガジンが就職の現場でどのように機能しているかお聞かせいただけますか?

(成田先生)
もしかしたら、衛生士学校の中でそれを(ビジョンクエストの就職マガジン)熱心に全部読む生徒は全体の20パーセントかもしれません。けれどもそれをしっかりと読んで、就職先の医院を選ぶ人は、職業人としての意識が非常に高いと言えます。

スタッフと共に医院のビジョンを達成するためには、高い意識を持ち、医院の理念にまでも共感して就職を希望するスタッフを採用する事が第一と考えます。

そして、医院の中で採用したスタッッフの学ぶ環境を作り、育てていくことが、医院の生産性を上げることに繋がるのではないかと考えます。

(かがみ)
採用も含めて今後の歯科医院の在り方について、先生のお考えをお教えいただけますか。

(成田先生)
技術者である院長先生には人材採用が大きな負担となっていると思います。人材採用も含めた経営部門をアウトソーシングすることで、院長先生の負担が軽減するだけでなく、そこで働くスタッフにとってもより魅力的な職場環境を作る。それも未来の歯科医院の一つのあり方かもしれません。

(かがみ)
最後にいただいた印象的なメッセージです。

「歯科のスタッフに限らず未来を担う若者には、画一的な勉強だけでなく、自分がどのように社会とかかわっていくのかということを真剣に考えてほしい。そして皆で作り上げなければならないのは、そのような考えを醸成し、日本人のだれもが持っている素晴らしい能力を高める教育環境」ということでした。

「歯科においても、治療にかかわるすべての人の潜在的な能力が発揮されれば、決して欧米に引けをとることなく、質の高い医療を提供していくことが出来る」という力強いメッセージをいただきました。

私もその言葉に触発されて、まずは自分に出来ることからやっていこうと思っています。

このたびは、成田先生がご自身の医院のマネジメントのために一般のビジネスフィールドで学ばれたことや、多くの企業経営者の方との交流のなかで見えてきた、歯科業界における光明をシェアしていただく貴重な機会をいただきましたことに感謝申し上げます。

MBD代表 各務洋子

株式会社ビジョンクエスト Vision Quest, Inc.のサイトは下記よりご覧頂けます。
http://www.vision-quest.jp

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