今回は"歯科医療に携わるスタッフの皆様"にお越しいただいたのですが、当日は嬉しいことに歯科衛生士、技工士、受付、助手と職種の違う方々にお集まりいただきました。
お陰様で、私の想像以上に皆様が得られる学びがより大きなものになったように思います。
私がこの2時間のセミナーをデザインする時に一番意識したことは、アウトプットとインプットのバランス。
もちろんセミナーでは、せっかくいらしていただいたのですから、役に立つ情報をお渡したいと思います。
けれども同時に、セミナーの場でしか得られないものをお持ち帰りいただきたい。それは頭で理解するだけではなく、心で感じることです。新たな知識や技術を頭で理解することがインプットだとすると、心の満足はアウトプットすることで得られるものではないでしょうか。私自身も受講者として様々なセミナーに参加しますが、この「心」と「頭」のバランスが良いことが、学んだことを実践に結び付ける大切な要素のように感じています。
セミナーの参加者の皆様からは「これはぜひ実践してみたい」というアクションプランのほかに「自分自身の思いを話せたことで、前向きになれた。また頑張れそう。」といった感想をたくさんいただきました。
インプットとアウトプットのバランスは、歯科医院で行われるデンタルコミュニケーションにおいても同じように大切なのではないでしょうか。
患者様は自分のことを話してきちんとわかってもらいたいという希望をお持ちです。けれどもそれだけでは、適切な治療を選択することが出来ないので、医療者側からの専門知識のインプットが必要です。"インプットとアウトプットのバランス"は実際の臨床現場では難しいと思いますが、意識をすることで患者様のコミュニケーションに対する満足度が上がることを実感しています。
今回のセミナーでも参加者の皆様に、明日からの具体的な行動を後押しするエネルギーとスキル、その両方をお持ち帰りいただけましたら幸いです。
私自身もたくさんの学びがありました。
そしてとても楽しい時間でした。
皆様に心から感謝です。 ありがとうございました。
コメントする