様々な変化に立ち向かわなければいけない今、緊張感のあるこの時だからこそ、たった一言のあいさつを意識することにも意味があります。
コミュニケーションは、キャッチボールに例えられますが、あいさつはこちらから投げる最初のボール。相手が受け取るあいさつの印象は、その後のお互いの関係性に大きな影響を与えます。
歯科医院でも、そこにいる人たちの関係性が良いと、雰囲気が良くなり、患者さんにとっても心地の良い場となるので、医院の繁栄にもつながります。
抽象的な表現になってしまいますが、歯科医院に限らず上手くいっている組織では、人を惹きつける雰囲気の良さを感じます。
院長先生にとって、スタッフの行動をマネジメントすることも大切ですが、気持ちをマネジメントすることはもっと大切だと思います。なぜならば、スタッフの心の有様は、そのまま患者さんに対する接し方や、そこで交わされる言葉に現れるからです。
さらに、患者さんが、スタッフの声かけや対応で気持ち良くなって、安心して治療に臨んでくれたら、治療の成果も上がるはずです。
リーダーのあいさつの目的はひとつ。相手を安心させてあげることです。
例えば「おはようございます」と声をかけた時、相手の表情が緩んで、少しでも微笑んでくれたなら、相手が安心して受け止めたことが分かります。挨拶を意識して表現することで、開いた心で相手を受け止める寛容さ、相手を包み込むようなあたたかさを伝えることができます。
詳しい表現の方法は、新聞クイントの4月号の『Lesson's For Keeping Your Smile』でご紹介しています。
さらに記事と連動して、こちらのホームページのトップページで、"声を磨いて、挨拶で繋がろう"の動画がご覧いただけます。 http://medical-bd.com
もちろん、この方法で、不安や緊張を抱えた患者さんを安心させてあげることもできます。
部下との関係にお悩みのチームリーダーの方が、この挨拶の方法を実践したところ、メンバーの自分に対する反応や態度が変わった、というフィードバックをいただきました。
あいさつを、人と人との絆を結ぶひとつの大切な機会ととらえて、丁寧に相手に届けてみませんか。
きっと何かが変わります。
コメントする