2011年8月アーカイブ

慶応MCCの平田オリザさんと創る【表現力を磨く演劇ワークショップ】に参加していました。

 

この講座での私の一番の気づきは、人が発する言葉というのは、辞書に書いているような「意味」が独り歩きをしているのではなく、その言葉が交わされる相手との関係や、周りの環境によって意味付けされているということです。

 

体験してみてわかったことですが、私にとってその言葉を発する必然性がなければ、セリフとして与えられた言葉がうまく言えない。だから、自分でも違和感があるし、相手にも違和感をもたれてしまう。そういう違和感があると、ストーリー自体が相手に受け取ってもらえない。

 

同じセリフを自然に言える人もいる。でも自分が言えるからってそれで安心してはいけない。相手はちゃんと受け取れているか?

 

つくづくコミュニケーションって難しいと思いました。