スタッフがコミュニケーション研修を受けても、効果が見えない、またはすぐに元に戻ってしまう、そのような経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
コミュニケーションにおいては、知識や技術を詰め込んでも、意識に変化がなければ行動と結果に結びつかないのは言うまでもないことです。
例えば、「笑顔であいさつ」の大切さは誰もが知っているはず。けれども残念ながら、歯科医療の現場で、顧客満足を生むほどのレベルで実践できている人は、そう多くはありません。
では、実践に結びつけるためにはどのような方法があるでしょう。
やるべきことは、二つです。
一つ目は、正しいやり方(技術)の習得です。声の出し方や、美しい笑顔のための顔筋トレーニングなどが習得方法です、
二つ目は、(こちらが最も大切!)"やらねばならぬ"という使命感を伴う意識作りです。
先日、都内歯科衛生士専門学校で、始めて臨床実習に臨む生徒さんたちにコミュニケーションセミナーを実施しました。実習を学びの場にするためには、正しい自信をもって臨み、実習先の先生やスタッフと良い人間関係を築くことが求められます。そのためには、意識改革とコミュニケーション技術の習得の両方が必要になります。
セミナーでは限られた時間でしたが、生徒さんたちに意識の変化が見られました。
講師からのさまざまな質問に自分なりの答えを探し、仲間と話し合うという過程を通して、「すべては自分次第なのだ」ということに気づくと、積極的に「やってみよう」という気持ちになります。
研修後の振りかえりシートには、多くの人が自分の気持ちの変化についてコメントしているのを見て、"やってみよう"という気持ちになれた自分自身に対して喜んでいる、と感じました。
「自分からやってみよう」という気持ちは、医院スタッフにとっても大切です。
スタッフが、言われたことだけしか出来ないのでは、患者さんに対して自由診療などの発展的な治療の提案が出来ないからです。
組織の中では、さらにチームで成果を上げることが求められますね。
ですから歯科医院においては、個人の意識改革、チーム力の醸成、コミュニケーションスキルの習得が、研修プログラムになります。
最近この"チーム力"に多くの先生が注目されているようです。
今年度に入ってから、先生方の勉強会にお呼びいただく機会が増えました。
チーム作りまでを考えたスタッフ教育をお考えでしたら、お役に立てると思います。
どうぞお声かけください。
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