"「目標」は達成に向かっていますか?"
"○○の始まり"は、未来を思い描くタイミングでもあります。
毎年、目標を立てるけれどそのうちに忘れてしまって、また新しい年を迎える・・・というのが私のいつものパターンです。
先日の医院ミーティングでは、2年前からの「今年の目標」を振り返ってみました。
2年前の目標の中には、"まだ達成していない"こと、"目標にしていたことすら忘れていた"などということもありますが、"いつの間にか達成していた"こと、"今でもコツコツ続けている"と思えることもありました。
少しずつでも"確実に前に進んでいる"ということです。
嬉しいですね。
「目標を立てるのも悪くないね」と思えて、ひとり一人の今年の目標を共有したあとで、みんなで医院の目標を話し合いました。
せっかくですから振り返ったときに、個人も、そして医院全体としても「確かに前に進んだ」と思えるような、目標の達成につながる行動のきっかけを作ってみませんか。
私が歯科医院の研修で行っている「行動を生み出す方法」をご紹介します。
"行動のきっかけは「物語」から"
とてもシンプルな方法で、ひとりの患者さんを具体的にイメージして「○○さん」とします。一通り治療を終えたその○○さんが、満面の笑顔をたたえて「皆さん、ありがとう。」と言ってくれる。そんな物語をチームメンバーで作るのです。
具体的には写真のような大きな6マスのチャートをみんなで埋めていくという作業ですが、このチャートには物語が盛り上がる仕掛けがたくさんあるので、物語の中で患者の○○さんは波乱万丈、様々な体験を経て、結局「ありがとう、皆さん!」に至ります。
さらに「○○さんがこんなにハッピーになったのは私たちが何か(行動)しているからだよね。」という発想から、自分たちの「実践物語」も作ります。
物語の中で生まれた行動は具体的で、成果がイメージしやすく、実践に結びつきやすいので、目標に向けて前向きな一歩を後押してくれます。
さらに、他の人の仕事の内容だけでなく、今まで表に出ていなかった思いが共有されるので、自然とチームに一体感が生まれます。
実際に体験したスタッフとドクターの感想です。
「皆と気持ちが通じることの嬉しさ、喜びを体感することが出来ました。」
「いつの間にか全員が巻き込まれていて、○○さんが楽しそうに参加していたので驚いた。(良かった)」
「まず、みんな思っていることは同じなんだと思いました。」
「自分としても仕事を楽しくしていくために何をしたらよいのかというのが明確になりました。」
「改めて、ひとりで仕事はできないと思いました。」
「皆の優しさを感じた。」
「自分が楽しく仕事をするために何をしたらいいか、具体的に考えることが出来るようになった」
「自分はまだまだ成長できると思いました。」
「きっと何かが変わります。」
「あれからスタッフひとり一人の意識が少しずつ変わってきています。」
"ひとり一人の行動が医院の成長につながる"
☆ 根っこのところではみんながつながっていると思える「安心感」をもって
☆ 与えられているチャンスや環境などのありがたさに気づき
☆ 自分はここで確実に成長できるんだと思える
ことでやる気が起こり、自らの中から湧き上がるようにして生まれた行動は、本当の意味で成長につながることを実感しています。
医院の成長が「患者さんに、さらに喜んでもらえること」とつながっているとしたら、
ひとり一人が自分の言葉や行動、技術を通して患者さんに喜んでもらうことは、効果性の高いアプローチの一つではないでしょうか。
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