『未来の価値を生み出す行動シナリオ @歯科医院』

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先日、未来の価値を生み出す対話の場"フューチャーセンター・セッション"に参加しました。

 

今、閉塞感のある歯科医療の現状に風穴を開けたいと考える、意識の高いリーダーの皆様にとって、チームのマネジメントは必須だと思います。

 

様々な要素が絡み合う複雑な問題を抱えた組織において、対話による問題解決を目指す、北欧の知的経営資本から生まれたフューチャーセンターは、日本でも注目されています。

 

『フューチャーセンターを作ろう』の著者、野村恭彦さんがファシリテートされた今回のフューチャーセンター・セッションは、歯科医院のチーム作りに携わる私にとっても、大変興味深く、貴重な体験でした。 

 

当日の会場は埼玉県の幸手市にある『ホテルグリーンコア』の会議室。テーマは「幸手市の地域活性化」です。

 

私のような他地域の住民、地元商店街のオーナー、地元小学校のPTA会長など、多様なステークホルダーによる対話から、参加者がワクワクしてやりたくなるようなアイディアがたくさん生まれました。

 

さて、その3日後、東京の九段下では4名の歯科医師、6名の歯科衛生士、2名の歯科助手により、歯科医院から「未来の価値を生み出す行動シナリオを描く」試みが行われました。

 

一人ひとりが、それぞれの職場で「今よりもちょっとだけ仕事を面白くするための行動シナリオを持ち帰ろう!」という具体的な目標を掲げた、4時間のワークショップ形式の研修です。

 

「仕事のストレスを軽減し、少しでも面白くするために、何があったらいいのだろう。」

という問いの裏には、

「そもそも仕事をする意味って何だろう。」という問いがあります。

 

参加者の皆さんの仕事に対する意識やスタンスは様々。(それが普通です。)

意図的にデザインされたワークや対話では、

「不安や悩みを抱えた患者さんを助けてあげたい、そのために役に立ちたい」という誰もが潜在的に持っている思いを共感し、患者さんの背景に思いを馳せることで、参加者其々の思いや経験が、集合知として混じり合い影響しあうプロセスが体験出来ます。

その結果、相手の立場に立って、「もっとこんなこともできるんじゃない?」というアイディアが自然なかたちで生まれます。

患者さん側からすると、本物のホスピタリティが感じられる対応です。

 

スタッフに、創造的な仕事を望む院長先生が増えていますが、創造的な仕事が出来るスタッフは業務マニュアルを与えただけでは育ちません。

 

「フューチャーセンター」のような職場全体の集合知から学ぶことが出来る、創造的な対話の場が求められ、さらに仕事の場でのアウトプットの向上を目指すのであれば、実践可能なアクションプランが必要です。

 

「今よりも仕事をちょっとだけ面白くするには何があったらいい?」

の問いに対する答えの一つが、

 

自分がワクワクしてやってみたいと思えて、さらに部分最適ではなく全体最適で、相手に喜んでもらえる、そのようなアクションプランであったならば、実践する過程で組織にどのような変化が起こるでしょうか。

 

やらされてやることと、やりたいと思ってやることでは、生産性に大きな差が生まれることは言うまでもありませんが、普遍的な価値観が組織のなかに根付くことで得られる安定感は、スタッフの離職率を下げ、組織の継続的な繁栄につながると考えます。

 

今回の研修が開催されるきっかけには、パンキーフィロソフィーに基づく、

「"歯科の王道"を実践する」という、政志塾の斎藤政一先生の強い思いがありました。

 

先生の思いが伝播し、お互いが協力し合い、患者さんが本当に喜ぶ歯科医療を実践するためのアクションプランがたくさん誕生したことを一緒に喜び、参加者の皆さまに敬意を表したいと思います。

 

   スタッフ研修 & 体験セッションの募集について

"一人ひとりのなかにある、知恵や知識が未来の価値を生み出す"ナレッジマネジメントが体験できます。

 

・上記のような、スタッフによる上質なアウトプットを目指す、スタッフ研修を医院単位でご提供いたします。

  いきなりスタッフを集めての研修はハードルが高いけれど、このようなセッションには興味があり体験してみたい、という方は体験セッションも承ります。(3組限定)

何か共通したテーマを見つけられるお仲間であれば大丈夫です。

 

こちらのメールアドレスにお問い合わせください。

yoko-kagami@medical-bd.com


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