帰り道にはきっとおいしいワインが飲みたくなる・・・
先日、ある音楽会のこんなユニークな"お誘い"にのって出かけました。
「クラシックはよくわからないけど、美味しいワインに魅かれてきちゃった。」
「本当にそのとおりになったね。」
ワインを美味しくいただきながら、演奏会の後のひとときを友人たちと楽しく過ごしました。
歯科医院の場合、最初は「仕方なく行く・・・」かもしれませんが、2回目は「いやじゃない」、そのうちに「何だか楽しみ」。
私たちの歯科医院にも、患者さんを「楽しみ」に誘うおもてなしのエッセンスがあってもいいと思いませんか。
患者さんが安心するおだやかな優しさと、明るい前向きな気持ちに誘う雰囲気はどのようにして作られるのでしょう。
マニュアル化されたテクニックでは生まれません。
なぜならば、患者さんはマニュアル通りに聴いてもらっても、マニュアル通りに治療の提案をされても嬉しくないからです。
でも、プレゼンテーション形式で行うロールプレイ研修で醸成することができます。
プレゼンテーションといっても資料もパワーポイントも使わない、体全体で表現するプレゼンテーションです。
ふつうのトレーニング形式のロールプレイとの違いは、与えられるのではなく、自分で作ること。
「私はこうやっているけど、どう?」
「こうやったら、こうなっちゃったけど、どうしてかな?
どうすればいいかな?」
「これでいいのかな?」
"腹を割って話そう"のハードルをさらに上げて、"腹を見せ合って学び合おう"の試み。
プレゼンテーションなんて、したことないし、、、とスタッフが尻込みすると案じられるかもしれませんが、ユニークなセットアップで誰でもそれなりにできます。
大切なのは、「聴く力」と「提案力」
自分がプレゼンテーションすることで、またはオブザーバーとして参加することで、
「いつもクールだと思っていた人が、意外に熱い!」
「(他の人も)がんばってるんだ。」
「みんな、ちゃんと考えてたんだ」など、お互いの思いが見えたり、
自分が「もっとこうしたい」「出来るようになりたい」と思えたり、
他の人に「もっとこうしたほうがいい」と言えたり、
「いつも何気なくやっていることが、とても意味のあること」に思えたり、
チームメンバーがお互いを思うことから生まれるやさしさと、バランスの取れた自己肯感は、そのまま「聴く力」と「提案力」というかたちで、患者さんとのコミュニケーションに反映されます。
「この患者さんはどうしてこんなことを言うのだろう?」
「もしかしたら・・・かもしれない」
と思いを巡らす心の余裕と、プロとして提案できる自信は、患者さんと歯科医院の共創の可能性を拡げます。
私が、このプレゼンテーション式ロールプレイ研修で問い続けるのは、
「私たちが仕事をする意味」です。
それを、リアルの現場とバーチャルな研修の場を行ったり来たりしながら、深めていくのです。
スキルを渡すマニュアル教育に比べたら、非効率で遠回りに思えるかもしれませんが、
患者さんやスタッフが、
「おしゃれなんだけど、田舎の歯医者さんみたいな感じ」(患者さんアンケートより)
「先生、大丈夫です!」(スタッフの頼もしい言葉)
と言ってくれるような、みんなに愛される歯科医院への近道にちがいありません。
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