未来の繁栄への投資

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具体的に未来の繁栄をイメージしてみました。

広告宣伝を意識しなくても患者さんがくる、しかも説得しなくても患者さんのほうから進んで治療を受け入れてくれる、だから歯科医院経営のストレスがなく治療に専念できる、こんな感じでしょうか。

 

少し前から、「歯科医院に来るきっかけが、悪くなって仕方なく・・・というのは残念だよね。」という話をスタッフとよくするようになりました。

 

予防意識の高い患者さんが増えてきたとはいえ、来院のハードルを下げることは私たちにとって課題です。

開業時にイベントのような内覧会を開くのが流行っているのも、地域の人に抵抗なく歯科医院に足を運んで欲しいという願いからかもしれませんね。

クライアントの歯科医院でも地元の保育園に歯磨き教室の出張ボランティアに出向いたり、クリスマス会を開催したり、治療以外で地域の人とつながる試みをされ、結果として「大変だったけど、やって良かった」と思われているようです。

 

とはいえ、日常の診療業務に手いっぱいでイベントを開催するのは大変そう。スタッフからは「そんなことまでしなくても、、、」という声も聞こえてきそうです。

 

"患者カクトク"という目的では、イベントや地域でのボランティア活動で地域の人とゆるいつながりを持つことは遠回りに感じられるかもしれませんが、最近はその"患者カクトク"の意味が以前と変わってきているように思います。

以前は「患者カクトク」の前に「新規」を付けていたのが、今は「ファン患者獲得」を目指すのがマーケティングの観点からも賢明と言われています。

 

私たちは研修を通して、来院された患者さんに医院のファンになってもらうことをしています。結果として予防のために継続的に通う患者さんが増えています。

それでも、「フツーは歯医者さんってあんまり来たいところじゃないのよね。。。」というのが、スタッフがため息混じりに漏らす言葉なのです。

医療者として患者さんのコミュニケーションに難しさを感じているならば、イベントやボランティア活動を通してコミュニケーションの場を拡げることで、今までにない患者さんとのつながりが生まれることには意味があると感じています。

 

そこで(すっかり前置きが長くなりましたが)どんなに歯医者嫌いの人でもお誘いできてしまう、しかも歯科医院としての品格を傷つけないアカデミックなイベントが全く手間いらずできてしまう方法をご紹介します。

それは「読書会」です。

 

読書会?と思われるかもしれませんが、一般社団法人Read For Action協会(*)が提供する読書会は、人と人、人と場をつなげることを目的として設計されているので、歯科医院が参加者にとって身近な存在になって、参加者同士が仲良くなれる読書会です。

一般社団法人Read For Action 協会 http://www.read4action.com/index.php

 

例えば、歯には関心がなくても「健康」に関することだったら、多くの人が本棚に一冊くらいは健康本(病気の本でも料理の本でも、ダイエット本でもいいのです)ありますよね。

自分の好きな本、読まずに放置してある本、いつか読もうと思って買ったままの本、そんな本を持ってきてください、とお声かけをして、来てくれた人と一緒に読んで話すだけ。なのですが、その場はご覧の通りの盛り上がり。http://www.read4action.com/index.php

 

医院の皆さんも、面倒な場作りはRead For Action 認定のファシリテーターに任せて仲間と一緒に本読みと対話を楽しむだけです。

スタッフも、歯科医院の人としてではなく、人の健康について一緒に考える人として、自然に会話のきっかけを作ることができます。

 

対話を通してスタッフが自分の仕事の意味に気づくきっかけになるかもしれません。

開催概要と当日の様子を医院のブログなどにアップすれば、「地域密着型の歯科医院」としてのアピールにもなります。

 

もし貴医院の年間予算に「広告宣伝費」が計上されていたら、今このタイミングで是非お勧めしたいのは、「コミュニティ作り」に用途を変更することです。

すぐにでなくても、きっとこの先やっておいて良かったと思える「花開く時」が来ると思いますので。

「読書会」開催のご相談は、MBDサイトのお問い合わせに「読書会相談希望」と書いて送信してください。

 

MBDお問い合わせサイト http://www.medical-bd.com/form/index.cgi

直接メールでお問い合わせ yoko-kagami@medical-bd.com

 

2015年は「コミュニティ作り」をご提案することからスタートすることになりました。

今年のMBDの主要な取り組みの一つになりそうです。

 

最後になりましたが、

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

?メディカル・ブランド・デザイン かがみ洋子

 

 

 

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