ビジネスで事態を進展させるのは言葉によるコミュニケーションです。
言語的なコミュニケーションの分野では、優れたフレームワークがたくさん存在しますが、
「何を言うか」に対して「誰が言うか」に人が付加価値を生む要素があるとしたら、影響力のあるメディアとしての身体の可能性を改めて見直したいものです。
過去の記事:プレゼンスマネジメント「佇まいの美しさ」
http://medical-bd.com/dental_happy_community/2019/03/post-51.html
コミュにケーションにおける身体表現法として「マナー」という枠組みがあります。
マナーといえばハウツー本がたくさんあるように、知識として学ぶイメージがあると思いますが、
いま私たちがマナーに求めるのは知識としてのマナーではなく、
発信源である自分の内面と媒体である身体がどのようにつながっているかを表現する、
という一段深いレベルです。
マナー云々の前に、「目の前の相手とつながりたい」という切実な思いと、
その思いから生まれる純粋な表現を大切にしたいです。
明確なビジョンを軸にした能動的な行為には、その人ならでは輝きを放つオリジナルなやり方があるはずです。
オリジナルなやり方を洗練させるのに、マナーの知識は役立ちますが、
マナーの知識で身体をガチガチに固めてしまうのはもったいない。
自然体の身体は、その時々で、また相手によって表現を変えることができます。
人とかかわることをあきらめない限り、ふるまい方は進化する方向で変化し続けます。
自然体の身体は、もともとホスピタリティの性質を持っていて、マナーのエッセンスも心得ているのです。
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