持続可能な発展と『スタッフの成長支援』

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個人の能力開発に十分な投資を行うことが社会経済の持続可能な発展と世界的な生活水準の向上にとって唯一の戦略。

 

いきなり大きな世界の話になりましたが、これは、

OECD(経済開発協力機構)が掲げる成果を出すための行動指針(一部を抜粋)です。

 

歯科医院のような小さな組織であっても、

10年先も安定した経営を目指すならば、「スタッフに能力を発揮してもらうための成長支援」が必要です。

 

 

私が副理事を務める『マサーリングマネジメント協会』の理事長で、マザーリングマネジメントの開発者、金子祐子さんの著書、『泣ける会議』が日経MJやワールドビシネスサテライトで取り上げられました。

『泣ける会議』

https://www.amazon.co.jp/泣ける会議-部下が活躍できる職場にするマザ.../.../4408337269

 

 

金子さんは、ビジネスホテルで平均稼働率90パーセント、増収増益を続けているホテルグリーンコアの経営者。

そこで実践されているのが、従業員の自発性を促す奇跡の人材育成術「マザーリングマネジメント」です。

 

マザーリングマネジメントの基盤は、スタッフの「成長支援」というスタンスにあります。

 

「学校じゃないんだから、仕事だし。」

という考え方もあるとおもいます。

 

確かに成長支援は時間と手間というコストがかかります。

 

けれども、何も働きかけをしなくても、自発的に動いて組織のなかで成果を上げられるほど、やる気につながる希望を持っている人が今の時代にどれほどいるでしょうか。

 

仕事に対する「満足の動機付け要因」の研究においては、「達成」の項目が要因のトップだそうです。(ハースバーグの動機付け理論)

 

自分からやってみようと思ってやってみることの先に、「達成」はついてきます。

 

日々の仕事の中で、一人ひとりが目標をもって達成に向かう「成長支援」を、

「自分ならではの価値を発揮したい」という根源的な人の想いに対する信頼を基盤に

実践することは、難しいことでしょうか。

 

「実践した先」を見せてくれる組織を「事例」としてご紹介できる段階になり、仮説の上での実験段階は超えたと感じています。

 

双方向の成長支援を文化とする組織は、「持続可能な発展」というキーワードを共有して、OECDの掲げる大きな未来の展望ともつながるとおもうのです。

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